【この記事には前編があります】
伊豆半島中心よりやや東にある、原生林に囲まれた静かで神秘的な池。
目の覚めるようなブルーの池ではないが、地味なリアル感のある雰囲気がたまらない。
賑やかな国道135号線から逸れて細い山道に入り、林道をトコトコ走りやっと辿り着く行程も、さらに雰囲気を盛り上げている。
静かだ神秘的だと偉そうに書いたが、池に着くまではワイルド&デンジャラスだ。観光地と勘違いして気軽にハイヒールで行かないようにちょっと補足しておく。
林道沿いに池への入口があるのだが、小さい駐車スペースがあるだけで、先客が2組いたら駐車できない。
池入口の案内板の横を通り、森の中に入っていくと、はっきりとした道が無いことに気が付く。山歩きに慣れていない人は不安になるだろう。なんとなく進むと、かなりの確率で迷うはずだ。
しかし、道しるべとして木に「赤い印」がついているので、これを見逃さないように慎重に進めば平気だ。
池に到達する前に吊り橋があるのだが、これが崩落していて渡れない。
仕方ないので水量の少ない川を歩いて渡る。石の上をピョンピョンしながら渡る。
まあ説明はこれくらいにして、詳細はREPORTの画像で確認してみてくれ。
(REPORTに続く)
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とうとう崩落の吊り橋まで来た。一見平気そうに見えるが。
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よく見えないが、奥のほうが歪んでいるようだ。
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仕方がないので川を渡る。
頭によぎるのは、渡った後に増水して帰れなくなる情けない状態。
適度な大きさの岩が点在しているので簡単に渡れる。
頼むから増水するなよ。
渡ったあとに吊り橋の状況がよくわかった。これは危ない。
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川を渡ると樹々の隙間からシラヌタの池が見えてくる。
おおお、なんかイイ感じだ。
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鬱蒼とした原生林は、この部分だけぽっかりと穴をあけている。
池の部分だけ空が見えているので解放感と安心感がある。
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派手さは無い。そして小さい。
だが、ちょうど良い大きさに感じるから不思議だ。
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この池にはモリアオガエルやイモリなどの生き物がいる。
この池にはこの生き物たちと自分だけ。何の音もしない。ここに住みたくなる。
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澄んだ綺麗な水。
とにかく原生林がイイ仕事をしている。奥から仙人が登場しそうな雰囲気。
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ずいぶん長い時間滞在していたら雪が降ってきた。そろそろ秘密基地に戻ろう。
これから伊豆半島の南端まで行って車中泊。
明日は釣りをして遊ぶのだ。