北奥千丈岳は関東山地の最高峰(2601m)。
しかし登山口が日本最高所の大弛峠(2360m)にあるため、頂上までのアクセス時間は短い。
大弛は「おおだるみ」だが、パソコンで変換すると「大垂水」が出てきてしまう。
大垂水は正式には「おおたるみ」なのだが。
さらに「太田留美」と出てくることもある。
誰だよお前は。
仕事を終え、20時に家を出た。
首都高を抜け中央道に乗り、夜の川上牧岡林道を走る。川上牧岡林道は細い道だが、対向車も皆無で楽しめた。
目的地の大弛峠駐車場は相当な山奥にあり、貸切状態を期待していたが既に2台ほど車がとまっていた。
少し距離をおいて駐車する。
ビール片手に暗闇の中をウロウロしていると、そのうちに目が慣れてきて、星がハッキリ見えるようになる。至高の時間だ。
ここはトイレもあり目の前が登山口なので、前泊には最適の場所。
7時起床。車から出ると満車になっていた。
夜中にウトウトしながら「車が来たな」とは思っていたが、まさか満車になっているとは。
ソロで登る人は少なく、ほとんどがグループであった。
今日は静かな登山を諦めよう。
(REPORTに続く)
車中泊をした大弛峠駐車場。
深夜は数台しかいなかったが朝になると満車。
トイレもあるし登山口は目の前だし、車中泊で前泊をして正解。
登山口の直前で、大人数のグループがミーティングをしていた。
先行されると追い越すのが困難なので、スイスイと進む。
キレイに整備された木の階段をグングン登る。
毎度のことながら、登山道を整備して下さる方々には頭が下がる。
夢の庭園へのルートは右折だが、下山時に立ち寄ることにする。
そのほうが進行方向の景色が良いだろう。
かんたんマップ参照 ※別ウインドウで開きます
2360mから2601mに登るだけだから簡単そうに思えるが、結構勾配がキツい。
もちろんこのような穏やかな道もある。
後続の巨大集団も追いついて来ないようなので、ペースを下げるか。
不思議なもので登山道には全く人が居ない。
駐車場は満車だったのに、みんなどこに行った?
まあいい、こりゃゆっくり出来そうだ。トボトボ歩こう。
北奥千丈岳と国師ヶ岳の分岐点。この2座は近い。
まずは北奥千丈岳から行ってみよう。
かんたんマップ参照 ※別ウインドウで開きます
分岐から約10分で北奥千丈岳の頂上が見えてきた。
大きな岩がゴロゴロの山頂。
北奥千丈岳山頂。
標高2601m。8時25分登山開始、9時05分登頂。
おお、北岳が見える。北岳って知ってるかい?
日本で2番目に高い山なんだよ。3193mだ。
300°くらい眺望がある。
誰も居ないし、コーヒーでも飲みながらゆっくりするか。
さて、次の国師ヶ岳に向かおう。
ここから15分くらいで着くはずだ。
樹林帯の切れ目から、富士山がひょっこり現れた。
頂上からの眺めが期待できそう。
おっ、頂上だ。
国師ヶ岳山頂。
標高2592m。北奥千丈岳から15分で登頂。
北奥千丈岳では日本No.2の山が見え、国師ヶ岳では日本No.1の山が見える。
さえぎる物が何もない。
さあ下山だ。途中で夢の庭園に立ち寄るぞ。
ここを左折。
かんたんマップ参照 ※別ウインドウで開きます
メインの登山道から外れ、夢の庭園への迂回ルート。
やはり下山時のほうが景色が良好。
ここで初めて人とすれ違う。
夢の庭園の休憩スペースには少しだけベンチがある。
おやつの時間。
ベンチからの景色。お茶が美味い。
ちなみにこの辺り全部が夢の庭園。
雄大な景色を眺めながら駐車場の秘密基地に戻った。
まだ午前中。この後、山中湖まで移動して富士吉田山中湖自転車道を走る。
体力回復のため、昼食は肉をムシャムシャだ。
(おしまい)
山系 | 関東山地 |
のぼった山 | 北奥千丈岳 (国師ヶ岳) |
標高 | 2601m |
登山口 | 大弛峠登山口 |
登山口の標高 | 2360m |
登山口への道 | 舗装路・狭い |
登山口駐車場 | あり・約40台 |
登山口トイレ | あり |
コース内トイレ | なし |
(避難)小屋 | なし |
のぼりタイム | 60分 |
くだりタイム | 45分 |
たび登山 楽々度 | (苦) 1 2 3 4 5 (楽) |
たび登山 絶景度 | (低) 1 2 3 4 5 (高) |