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利根川水系神流川にあるダムの中で最上流部に建設された、高さ120mを誇る巨大なダム。最上流部だけあり、かなりの山奥にある。
このダムは広場や展望台などの施設を備えていて散策を楽しみにしていたが、探訪した時期が悪かった。
冬季は一般開放をしておらず、開放は4月からとなる。3月に探訪したのだが、そのことは入口の看板で初めて知った。
こんなこともたまにはあるさ。次回探訪の理由が出来てちょっと嬉しい。
あの南相木ダムと深い関わりがある。超かんたんに説明する。
・南相木ダムは信濃川水系南相木川の最上流部、上野ダムは利根川水系神流川の最上流部にある。
・山奥にある2つのダムは水系も県も違うが、直線距離で約7kmしか離れていない。
・南相木ダムが(上)、上野ダムが(下)に位置し、地下水路で繋がっている。
・(上)から(下)に水が流れ、途中に巨大な水力発電所が設置されている。
・この水力発電所がフル稼働すれば、日本最大の揚水発電所となる。
仕組みの話はこのへんで割愛する。気絶するほど退屈だろ?
では、ちょっとだけ興味深い話をひとつ。
google mapで南相木ダムと上野ダムの経路検索をすると最短で48km。直線距離が7kmなので、ずいぶん遠回りしている。超山奥に存在するダム同士なので仕方ないか。
いや、仕方なくない。実は2つのダムをダイレクトで繋ぐ管理用道路が存在する。残念ながらこれは管理用道路なので一般人は進入できない。
しかし2022年に「上信国境 ダム to ダム ハイランドラン」が開催された。
これは、管路用道路を一般人に開放して開催したランニング大会。スローガンは「源流発!国境トンネル!標高日本一のダムを走破!!」だ。なんだか冒険心をくすぐられるぞ。
2023年以降に開催されるかは分からないが、今後の動向は要チェックだ。ランニングじゃなくウォーキングに変更してくれる事を期待したい。
ちなみにこの区間内にある「御巣鷹山トンネル」は、一般に解放される予定があったにもかかわらず、なぜか今まで解放されていない。まあ何か事情があるのだろう。
いつか一般に開放してくれる日がくればいいね。
冬季閉鎖期間中に来訪してしまった。知らんがな。
せっかくなのでちょいと湖畔沿いを探索と思ったが、行く手を阻まれた。
次回の再訪できちんとレポートします。すいません。