「オトンルイ風力発電所」は風車によって電気をつくる発電所である。そのまんまだが。
絶景ルートで有名な日本海オロロンラインに沿って、3kmの区間に28基の巨大風車群が並ぶ。北海道らしい壮大な風景だ。
3kmの区間とはいえ車で走れば3分で通過してしまう。
しかしこの風車群の端に「サロベツ原野駐車公園」があるのがミソだ。
ズラーっと並んだ風車群は、この公園から見渡すことができる。
道路を隔てた目の前には巨大な風車がそびえる。
さらに後ろを振り向くと、海の向こうに利尻富士が堂々とそびえる。
最果ての地独特の雰囲気もあり、なかなかの公園だ。
日中も絶景だが、夜明けはどうだろう。興味があるので車中泊してみることにした。
(REPORTに続く)
絶景ロードで有名な日本海オロロンラインを北上中。
オトンルイの風車群が見えてきた。
3.1kmに渡り28基の巨大風車が並ぶ。
滅多にお目にかかれない光景だ。
巨大風車群はここで終わる。車では3分で通過してしまう。
勿体ない。
しかし、ちょうどいい場所にサロベツ原野駐車公園が現れる。
名前からして秘境っぽい駐車場。
利尻島の利尻富士は、こんな感じで見える。
公園の目の前は巨大風車。
これが夜明けにどう見えるか知りたい。
高い。
空の王者が悠々と飛ぶ。
ずらりと並ぶ風車群。
さあ、暗くなった。これからが本番だ。
地元のスーパーで買い出しした食材で車内宴会だ。
午前4時に目覚ましが鳴る。
車窓からぼんやり外を眺めると、予想通りの光景が広がっていた。
撮影をして、温かいコーヒーを飲んで、また撮影をして、ウロウロする。
夜が明けるまで至高の時間を過ごした。
もう一度寝た。起きたのは10時くらいだったか。
少々北上し、雄大にそびえる利尻富士を撮影。
島なのに近い。
オトンルイ風力発電から1時間少々の距離にある音威子府駅。
立食い蕎麦が有名。
黒い蕎麦なのだ。
ほら黒いでしょ。
さて、温泉にでも行ってくるかね。
まだまだ北海道の旅は続くのさ。
(おしまい)