乗鞍岳の登山口である畳平は標高2702mの極めて高所にある。
ここに繋がる「乗鞍スカイライン」は、2003年まで日本最高所の一般道路であった。
その後マイカー規制が導入され、現在はバスとタクシーのみが通行できる。
乗鞍岳頂上は3026mなので、たった324m登れば3000m級の山に登頂できる。
山のことを知らない人に「3000m級の山に登ったことあるぜ」と自慢できるぞ。
でも気を付けてくれ。
確実に向こうは「だから何?」と思っているはずだ。ふふ。
前述の理由により、畳平まではバスになる。
そのためバスターミナルのある「ほおのき平」駐車場で前泊をさせていただいた。
晩秋であったため、車中泊の車両は少ない。ここではそろそろ冬が顔をのぞかせる時期だ。
近隣の平湯温泉で極楽気分を味わい、ご当地スーパーで買い込んだ食材で車中宴会を開始する。
登山より楽しい時間だ。
バスターミナル発券所職員の方がとてもフレンドリーで、いろいろと教えてくれた。
ただし、何を教えてくれたかは全く覚えていない。親切な人だなぁ、と記憶しているだけだ。
バスがやってきた。一番後ろの席に乗り込む。
乗鞍スカイラインの絶景を堪能しながら畳平に向かった。
(REPORTに続く)
畳平へはマイカー規制の前に何度も来ている。
日本一好きな道路であったため、規制が入った時は本当に悲しかった。
似たような道路として「磐梯吾妻スカイライン」「蔵王エコーライン」などがあるが、圧倒的な高所を走るワクワク感が加点され、やはりこの道が一番なのだ。
畳平に到着し、駐車場内の登山口からスタート。
歩きやすい登山道をトボトボ歩いてきた。
この日は快晴で、気温も風も良好。
そして、ここから登山道らしい道になる。
進行方向より振り返った景色。
赤い建物が肩の小屋。一気に登った感じがする。
かんたんマップ参照 ※別ウインドウで開きます
途中には「蚕玉岳」のピークがある。
背後に乗鞍岳剣ヶ峰があるので地味な存在だ。
ここでも2980mある。
前方の尖った峰が山頂。
草木は生えていない。ここは森林限界の遥か上。
進行方向より振り返った景色。
この建物は頂上小屋。
かんたんマップ参照 ※別ウインドウで開きます
進行方向より振り返った景色。
スマホの圏内なので、ここからビデオ通話で友人に生配信してみた。
進行方向より振り返った景色。
すごい所を歩いてきたもんだ。
これは権現池。
日本で2番目に高い場所にある湖沼で、所在の標高は2840m。
ちなみに1番は御嶽山の二ノ池だ。
乗鞍岳剣ヶ峰。標高3026m。
地味な写真で申し訳ない。
狭い場所に人が多すぎるため、すぐに下山したからだ。
運動靴を履き、手ぶらの外国人達が楽しそうに騒いでいる。
ニーハオ。
高山ラーメン、ソースかつ丼、わさび農園のワサビ丼。ついでにワサビジュース。
あまり食には拘らないのだが、この地方は俺の好物ばかりでとにかく食べまくった。
次回ここに来る際は、折畳自転車で畳平から乗鞍スカイラインをスイスイ下ろうと思う。
一度もペダルを漕がなくて麓まで行く予定さ。
いつになるかなー?
(おしまい)
山系 | 飛騨山脈 |
のぼった山 | 乗鞍岳 |
標高 | 3026m |
登山口 | 畳平登山口 |
登山口の標高 | 2702m |
登山口への道 | バス・タクシーのみ |
登山口駐車場 | バス停周辺にたくさん |
登山口トイレ | あり |
コース内トイレ | あり・2箇所 |
(避難)小屋 | あり・2箇所 |
のぼりタイム | 90分 |
くだりタイム | 70分 |
たび登山 楽々度 | (苦) 1 2 3 4 5 (楽) |
たび登山 絶景度 | (低) 1 2 3 4 5 (高) |