栗駒山- 奥羽山脈 中部 -


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一切経山

まえがき

登山未遂

最初にお断りしておく。栗駒山に登っていない。
それどころか登山口にすら立っていない。
これは引き返して帰ってきた、登山とは関係の無いレポート。
登山を諦める際の、一つの例として参考にして頂ければ幸いだ。

いわかがみ平

栗駒山は奥羽山脈の中央に位置し、山体は宮城・秋田・岩手の三県にまたがる。
そのため登山口は広範囲に点在するが、今回は一番メジャーな"いわかがみ平"を選んだ。メジャー過ぎて、いわかがみ平の混雑ぶりはニュースでも取り上げられるほど。
紅葉の時期は近寄らないほうがいい。
紅葉も終わり平日の夜間に行くので、何の問題もなく登山ができると考えていた。

出発

俺は登山の前に、あらゆる情報を収集している。特に天候について。
天気予報によって遠征先を変更することが当たり前になっているくらい重視している。
今回の栗駒山でも同じ下準備をしていた。もちろん天候に問題はナシ。
あとはいわかがみ平の混雑状況を気にするくらいか。
グーグルマップでは特定の地点の混雑状況が確認でき、いわかがみ平のそれも確認できた。
20時頃に確認した時は「混雑しています」だった。
え? シーズンオフの夜だぜ? 混んでるのかよ。
まあいいや、満車じゃないだろう。出発しよう。
一関市内から"いわかがみ平"に向けて車を走らせる。大した距離ではない。
下調べは万全だし車中泊宴会の食材は買い込んであるので、もう何も考える必要もなくドライブをしていた。気楽なもんだ。

雨は夜更け過ぎに

狭く暗い山道をひたすら登る。離合困難な区間も多い。
かなり走った辺りで雨が降ってきた。
事前の天気予報とは違うが、山の天気は変わりやすいから大して気にしていなかった。パラパラと降り始めた雨は、やがてワイパーを最速にしても前が見えない、本能で危険と感じるほどの豪雨になった。
再度書くが、ここは狭く暗い夜の山道(ほぼ林道)。
引き返そうにも視界が悪すぎて方向転換ができん。俺の車はジムニーじゃない。
この雨量が続けば土砂崩れが心配だ。
この道は"いわかがみ平"で行き止まり。今巻き込まれなくても、帰れなくなる。
行く方が安全か戻る方が安全か悩むが、"いわかがみ平"に進むことにした。
少なくとも"いわかがみ平"では土砂崩れの心配がないし、人もたくさん居るだろう。
視界不良の中、狭い山道でUターンをするよりリスクが低いと判断した。
おっ?今度は雨が雪になったぞ。それも吹雪だ。もう何でもアリだなこの野郎。

困ったな

吹雪の中、いわかがみ平に着いた。1時間前のグーグル情報では混雑している
一本道ですれ違った車はゼロなので、いまだに混雑しているはずだ。
吹雪で視界が悪いので見渡すことができない。駐車場を隅から隅へと走りまわる。
広い駐車場には一台も車が停まっていなかった。
ああそうか、情報は不正確なんだ。ここは無人なんだ。
今の自分の状況を理解した。
さて困った。人がたくさんいれば、積雪が増えて道が埋まっても除雪作業をして頂けるかもしれんが、俺一人のために除雪作業はしないよな。
どうする? この雪はどのくらい積もる? 朝まで待って様子を見るか?

プランA:今すぐ撤退。土砂崩れは長雨時に起こりやすく、長雨に比べれば短時間豪雨では起こりにくい(あくまで長雨との比較)。豪雨は雪に変わったので、今なら多少リスクが低下しているだろう。ちなみに雪はまだ積もっていない。

プランB:朝まで待つ。積雪のリスクに加え、雨水が時間を掛けてタップリと染み込んで土砂崩れのリスクも上がる。しかし天候が回復し、登山ができるかもしれない。

プランAを選択した。
朝まで様子を見れば、天候が回復し登山日和になっていたかもしれない。
千葉から遠征して登山をせずにトボトボ帰ってきたが、全く後悔していない。
これでいいんだよ。無事だったから、今夜も美味しい酒が飲めるのさ。

(おしまい)



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データ

山系 奥羽山脈中部
のぼろうとした山 栗駒山
標高 1626m
登山口 いわかがみ平
登山口の標高 1113m
登山口への道 舗装路・狭い
登山口駐車場 広い
登山口トイレ 登っていない
コース内トイレ 登っていない
(避難)小屋 登っていない
のぼりタイム 登っていない
くだりタイム 登っていない
たび登山 楽々度 登っていない
たび登山 絶景度 登っていない

所在地/登山口




注意書き

たび登山の概要

日本の主要山地を巡り、登山をします。

目的

全山地のクリア。

クリアの条件

主要山地の山を1座だけ登頂すれば、その山地はクリアとします。
登山対象とする山は、下記の条件を満たしている山です。
(1) 標高1000m以上の山
(2) のぼりタイムが120分以内
(3) 初心者でも歩ける

主要山地マップ

日本山地マップ
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