HOME > たびダム > 北陸地方のダム > 刀利ダム (富山県)
俺はダムそのものについて全く興味がない。だが、たまに形状が気に入るダムに出会うこともある。
その時は「へぇ〜、なんかいいな」って感じになる。「すげぇいいぜ!」とはならない。その程度だ。
今回来訪した刀利ダムはアーチ型ダム。
アーチ型ダムの基本的な構造を簡単に説明すると、扇型に成型したコンクリートで水を堰き止め、その水圧を両端の硬い岩盤で受け止める。
そのため、刀利ダムは右と左の岩盤の間に「すぽっ」とハマっている収まりの良さが見ていて心地よい。さらに色遣いにしても無機質なコンクリートの灰色に、差し色のオレンジが映える。
「へぇ〜、なんかいいな」って感じだ。
刀利ダムにはダム湖が無い(と思う)。小矢部川がダム湖のようなもの。
その小矢部川湖畔(?)に「刀利ダム親水公園」がある。
これがなかなか凝った造りの公園になっている。デザインやギミックが、一般的なダム湖沿いの公園とはあきらかに違う。よく出来ている。
残念ながら草木の手入れをしていない時期だったので、公園は荒れ放題の状態。
せっかく良さげな公園なのに勿体ない。除草後の公園をいつか見てみたい。
天端は車の通行が可能。
ダム湖、じゃなく小矢部川。うーん、これが川か?
ネットで調べても、ダム湖の名前が出てこない。
天端から下を覗く。垂直で100mある。
管理棟方向からダムを渡った先に、トイレと展示物がある。
これはダムから水を放流する、巨大なバルブ。名前は「ハウエルバンガーバルブ」。
ものすごい勢いで大量の水を放出するので、かなり頑丈な造り。
同じ場所にあるベンチ。ダムが良く見える。
ベンチ・テーブルとも清潔に保たれており、解放感もある。
ここがこのダム一番のお茶スポットなのだ。
あっちのベンチも快適。
さて、そろそろ親水公園に行きますか。
とても細い道を進む。
到着。
親水公園案内板。
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多分、飲んでも平気な水。あくまでも多分。
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親水公園への坂を下る。
とにかく草木がボーボー。せっかくの親水公園が台無し。
公園内をウロウロしてみて、荒れていなければとても素晴らしい公園なのは理解した。
だから余計に勿体ない。
親水公園からはダムが見える。良い景色。
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